守谷市全体でのにぎわい・ふれあい再生へ
〜守谷駅前活性化へ向け、集う・通う・語らう機能の強化へ
【守谷駅前活性施策転換の時】
これまで、そして、これからの守谷市というまちの変化を考えると、守谷駅とその周りの開発については検討が必要です。しかし市の優先度は低く、市民の皆さまのご意見を聞く機会もなく議論が進んでいません。これでは、守谷駅が持つ可能性が発揮できません。
【不満が多い守谷市民の声】
まず、市民の声を整理します。守谷駅前の賑わい、そして、公共交通ともに現状に否定的です。令和3年実施のまちづくり市民アンケートの結果をまとめてみました。その後3年経ちましたが、皆さんのお気持ちはいかがでしょうか。私が市民の方々と対話する限り、駅前については、好転したという声はほとんど聞くことはありません。そもそも、3年間、市民の声を聞いていないという姿勢にも疑問があります。
令和3年度実施「まちづくり市民アンケート」においては、「ある及びどちらかといえばある」とお答えの方は約23%。逆をいえば4人中3人の方が駅前ににぎわいが足りていないとされています。自由意見を拝見すると、「駅前が駐車場ばかりで面白くない」「商業施設を増やして「賑わいのある駅前」そして、「この駅で降りてみようと思うような駅前を」などの意見が多くみられます。
そして、関連する公共交通に関しても、同様に、便利に利用できているかどうかをきいても、約23%の方しか便利とは答えていません。
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https://city.moriya.ibaraki.jp/shisei/gyouseihyouka/1006780/1006785.html
守谷市役所「令和3年度 まちづくり市民アンケート」
【では、どんな機能・役割が求められる〜今は東口のみの検討】
現在、守谷駅東口市有地利活用基本計画などを初めとして、駅前の開発計画の議論が進んでいます。しかし、この計画は、東口だけなのです。駅前全体での再開発の議論が必要です。
それも、ただ再開発ではなく、市民が生活をする上で、快適になる幅広い機能の追加が求められます。以下、詳しく、お伝えします。
【私の提案〜公共交通・駅前開発・市民の集い・行政サービスの連動した開発】
守谷駅前総合整備計画(仮)を策定します。子育て・文化・コミュニティ・交通・公共サービス、商業などが連動した守谷駅前開発を推進します。想定する機能は以下の5つです
① 守谷駅前送迎保育ステーションを設置します。都内にお勤めしている方々向けに、駅前に保育施設を設定します。送迎に関する時間も柔軟に設定し、多様な働き方に配慮します。要望の多い自習室も設置します。
② メディアセンターを設置します。図書をはじめ、デジタルメディアなどのレンタルサービス及び図書などを核とした住民コミュニティを形成します。
③ 守谷市の規模にあった文化ホール等の公共施設の建設を検討します。その際には、市民との対話を最優先します。
④ 駅前市役所出張所(仮)を設置します。市役所にわざわざ行かなくても、さまざまな行政サービスを受けることができるようにします。スマートフォンなどと連携し、柔軟で使いやすいサービスを構築します。
⑤乗りやすいバスロータリー整備を検討します。その際には、乗り換えに伴う待ち時間の圧縮、バス停の位置、ダイヤ、商業施設、ユニバーサルデザインなどの視点を重要視します。同時に、自動運転バスの導入、デマンドタクシーの拡充、ライドシェアの試行などの多様な公共交通体系の構築を行います。